2024
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photo:Naoto Kozuka

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photo:Miki Shinobu

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  • ケア・コミュニケーション

小値賀島。残響する対話のかたち。

小値賀島(おじかじま)は長崎県、五島列島の北端に位置する、五島の有人島の中でもっとも小さな離島です。デザイン科 第4研究室(Visual Communication )の教員と院生たちは、静かな海に囲まれ、日本の原風景が時を超えて生き続けるこの島に9日間滞在し、お年寄りや子供達とワークショップと対話を重ね、島の自然と人々の息遣いを感じ取りながらアートブックを中心としたビジュアル作品を制作。このプロジェクトでは、対話そのものを目的とし、作品を対話の媒介と位置づけ、島の方達と都市に暮らすクリエイターの思考を交わし合うことで相互の営みに意義を見出すことを目指しています。
9月8日には東京藝術大学の「芸祭」で開催されたプロセス展の会場と小値賀島をオンラインでつなぎ、対話の継続を図りました。最終成果展は2025年3月16日~23日に東京藝術大学、附属図書館B 棟(ラーニングコモンズ)にて予定されおり、そこにも島の方達をお招きし対話は続けられる予定です。


小値賀島×東京藝術大学 デザイン科 第4研究室 教授 松下計、大学院生

東京藝術大学 デザイン科 第4研究室 教授 松下計
教員:猪飼俊介
修士1年:資延美葵、延命奈優、向佐満里子、箱根希美、オ・チェリン
修士2年:五十嵐央、松下穂香
協力:長崎県庁、布袋座二〇一九 
 
助成:東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト

ARCHIVE

過去の展示作品を アーカイブとして まとめています。

   

芸術未来研究場は、人が生きる力であるアートを根幹に据え、人類と地球のあるべき姿を探求するための組織として2023年4月に創設されました。閉じた施設としての「研究所」ではなく、様々なプレイヤーが集い、つながり、社会に開かれたアートを実践し、未来を共につくっていく場だから「研究場」と名付けています。
 
東京藝術大学は、伝統の継承と新しい表現の創造のための教育研究機関であると同時に、アートの未来を常に考え、様々なステークホルダーと共に社会を形づくる主体でもあります。アートの礎である「いまここにないものをイメージする力」は、世界を変え、未来をつくる力です。これまでにも、学部、学科、研究室単位では様々な学外の組織との協働がありましたが、今後は全学横断的にこれを推進していくことで、企業・官公庁・他の教育研究機関との連携を強化し、社会の様々な領域におけるアートの新たな価値や役割を増やしていきます。
 
また、こうした連携を実践する基盤として、芸術未来研究場では次の6つの領域を設定しました。


[ケア・コミュニケーション]

医療、福祉や地域コミュニティをはじめとするWell-beingな社会づくりにおけるアートの社会的価値を探求します。

[アートDX]

デジタル技術やICT技術を活用した教育研究を推進し、アートの可能性を拡げます。

[クリエイティヴアーカイヴ]

多様化する表現手法に対応した、アートの保存・継承と、新たな創造への活用に関する研究を推進します。

[キュレーション]

対話と協働を通してアートと現代社会との関係性を紡ぎ上げる人材の育成と実践研究を行います。

[芸術教育・リベラルアーツ]

東京藝大における教育のあり方を探究しながら、より幅広い対象に芸術教育を拡げ、地域や年齢、社会的属性に関係なく、誰もが自身の人生の中にアートを感じられる社会づくりを推進します。

[アート×ビジネス]

教育研究成果の社会実装・事業化を推進し、芸術産業の創出・発展に寄与します。


これらが互いに領域の枠を超えて混じり合い、芸術と社会の未来を切り拓く新たなプラットフォーム「芸術未来研究場」が、今ここからはじまります。