2024
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photo:Naoto Kozuka

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photo:Miki Shinobu

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  • ケア・コミュニケーション

ずっとび鑑賞会

「Creative Ageing ずっとび」は東京都美術館のアート・コミュニケーション事業の一つとして2021年に始まりました。現在は、東京藝術大学との連携をはじめ専門分野を超えた研究と実践を重ねています。
Creative Ageing (クリエイティブ・エイジング) は、クリエイティブ(創造的に) とエイジング(年を重ねる) という、日本語の「老い(心身の衰え)」がもつ悲観的なイメージを反転し、「歳を取る」ことをポジティブにとらえる概念です。
「ずっとび」は、いくつになっても”ずっと”美術館やアート(美術)が身近にある社会を目指したいという思いを込めて、「ずっと」と東京都美術館の愛称「都美(とび)」をかけあわせた言葉です。人や作品との新しい出会いを通してシニアの方がより主体的で創造的に楽しめる参加型のプログラムを実施しています。
「Creative Ageing ずっとび」は、東京藝術大学が拠点となって推進する「共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点」 (通称:ART 共創拠点) と共催し、アクティブシニア対象のプログラムや、認知症の気になる方とその家族を対象とした鑑賞会などを実施しています。 
活動を幅広いシニアに届けるため、アートの分野を超えた多職種連携にも力を入れ、台東区の病院や地域包括支援センター、台東区社会福祉協議会との連携と協働も重ねています。 
 
ずっとび鑑賞会「とびラーと鑑賞体験」 
2024年12月1日(日)11:00‒12:00 13:30‒14:30


Creative Ageing ずっとび

本プロジェクトは、JST 共創の場形成支援プログラム「共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点」 (JPMJPF2105)の支援を受けています。

ARCHIVE

過去の展示作品を アーカイブとして まとめています。

   

芸術未来研究場は、人が生きる力であるアートを根幹に据え、人類と地球のあるべき姿を探求するための組織として2023年4月に創設されました。閉じた施設としての「研究所」ではなく、様々なプレイヤーが集い、つながり、社会に開かれたアートを実践し、未来を共につくっていく場だから「研究場」と名付けています。
 
東京藝術大学は、伝統の継承と新しい表現の創造のための教育研究機関であると同時に、アートの未来を常に考え、様々なステークホルダーと共に社会を形づくる主体でもあります。アートの礎である「いまここにないものをイメージする力」は、世界を変え、未来をつくる力です。これまでにも、学部、学科、研究室単位では様々な学外の組織との協働がありましたが、今後は全学横断的にこれを推進していくことで、企業・官公庁・他の教育研究機関との連携を強化し、社会の様々な領域におけるアートの新たな価値や役割を増やしていきます。
 
また、こうした連携を実践する基盤として、芸術未来研究場では次の6つの領域を設定しました。


[ケア・コミュニケーション]

医療、福祉や地域コミュニティをはじめとするWell-beingな社会づくりにおけるアートの社会的価値を探求します。

[アートDX]

デジタル技術やICT技術を活用した教育研究を推進し、アートの可能性を拡げます。

[クリエイティヴアーカイヴ]

多様化する表現手法に対応した、アートの保存・継承と、新たな創造への活用に関する研究を推進します。

[キュレーション]

対話と協働を通してアートと現代社会との関係性を紡ぎ上げる人材の育成と実践研究を行います。

[芸術教育・リベラルアーツ]

東京藝大における教育のあり方を探究しながら、より幅広い対象に芸術教育を拡げ、地域や年齢、社会的属性に関係なく、誰もが自身の人生の中にアートを感じられる社会づくりを推進します。

[アート×ビジネス]

教育研究成果の社会実装・事業化を推進し、芸術産業の創出・発展に寄与します。


これらが互いに領域の枠を超えて混じり合い、芸術と社会の未来を切り拓く新たなプラットフォーム「芸術未来研究場」が、今ここからはじまります。