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アートDX
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I LOVE YOUプロジェクト
砂庭
大学美術館
物理世界で収集したデータベースを基に学習した、砂の挙動予測を行うAIと、その施工を自動で行うセンサー搭載ロボットによる、砂の造形を行う。自立した手法によって、砂の表面は、常に目標形態に近づきながらも、絶対に一致しないその不可能性から、砂を媒体とした、終わりなき対話が繰り広げられる。最後には個人の手の痕跡を消滅させ、作者という存在が、背後に隠れ、ついには砂の中に埋まっていく。
“作っているのは誰だっていい。誰かが作ったのだ。作っているのは誰だっていい。”
—サミュエル・ベケット
I LOVE YOU採択企画:砂庭
アートDX領域
鶴田航
建築家、研究者。
伝統技術と先端技術のテクノロジートランスファーの機会を模索する。
2023-2024: メンドリジオ建築アカデミーアシスタント
2021-2022: ETH Zurichチューター
2023: 東京藝術大学修了
2021: ETH Zurich修了
2019: 東京藝術大学卒業
MORE WORKS
ARCHIVE
過去の展示作品を アーカイブとして まとめています。

芸術未来研究場は、人が生きる力であるアートを根幹に据え、人類と地球のあるべき姿を探求するための組織として2023年4月に創設されました。閉じた施設としての「研究所」ではなく、様々なプレイヤーが集い、つながり、社会に開かれたアートを実践し、未来を共につくっていく場だから「研究場」と名付けています。
東京藝術大学は、伝統の継承と新しい表現の創造のための教育研究機関であると同時に、アートの未来を常に考え、様々なステークホルダーと共に社会を形づくる主体でもあります。アートの礎である「いまここにないものをイメージする力」は、世界を変え、未来をつくる力です。これまでにも、学部、学科、研究室単位では様々な学外の組織との協働がありましたが、今後は全学横断的にこれを推進していくことで、企業・官公庁・他の教育研究機関との連携を強化し、社会の様々な領域におけるアートの新たな価値や役割を増やしていきます。
また、こうした連携を実践する基盤として、芸術未来研究場では次の6つの領域を設定しました。
[ケア・コミュニケーション]
医療、福祉や地域コミュニティをはじめとするWell-beingな社会づくりにおけるアートの社会的価値を探求します。
[アートDX]
デジタル技術やICT技術を活用した教育研究を推進し、アートの可能性を拡げます。
[クリエイティヴアーカイヴ]
多様化する表現手法に対応した、アートの保存・継承と、新たな創造への活用に関する研究を推進します。
[キュレーション]
対話と協働を通してアートと現代社会との関係性を紡ぎ上げる人材の育成と実践研究を行います。
[芸術教育・リベラルアーツ]
東京藝大における教育のあり方を探究しながら、より幅広い対象に芸術教育を拡げ、地域や年齢、社会的属性に関係なく、誰もが自身の人生の中にアートを感じられる社会づくりを推進します。
[アート×ビジネス]
教育研究成果の社会実装・事業化を推進し、芸術産業の創出・発展に寄与します。
これらが互いに領域の枠を超えて混じり合い、芸術と社会の未来を切り拓く新たなプラットフォーム「芸術未来研究場」が、今ここからはじまります。







