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特別プロジェクト
「マイクラでデジタル御輿をつくろう!」the way of
大学美術館
この展示は、東京藝術大学とNPO法人デジタルものづくり協議会が協働して行ったワークショップ「マイクラでデジタル御輿をつくろう!」の成果を紹介するものです。
子どもたちは、藝祭の象徴である学部一年生による専攻をまたいだ、みこしづくりのプロセスを見て、感じて、学びながら、チームに分かれて教育版マインクラフトの世界で“自分たちのみこしをデザインしました。
各チームには藝大生らがファシリテーターとして伴走。本学教員の森純平・秋田亮平・鶴田航による講義を通じて、アートだけでない多様な視点を取り入れながら制作を進めました。
制作前には実際の御輿制作現場を訪ね、学生の手仕事を間近に観察し造形のコンセプトなどを聴いたり直接体感しました。
マインクラフト上での制作では、素材や形、色の組み合わせを工夫しながら、チームで意見を出し合い、協力して作品を完成させました。
完成した御輿には、子どもたちの自由な発想と、仲間とともに挑戦した時間のエネルギーが込められています。
本展示では、そのデジタル作品を3Dプリントや映像、インタラクティブな展示手法で紹介します。
伝統文化を手がかりに、アートとテクノロジーの力で「つくる」ことの喜びを再発見する―その学びの軌跡を感じてください。
特定非営利活動法人デジタルものづくり協議会
デジタルものづくり協議会は、東京都文京区千駄木に拠点を置き、「Minecraftカップ」の運営および、デジタル機器を活用した教育・研究・普及活動を行うNPO法人です。地域の子どもから大人まで幅広い世代にデジタルものづくり体験の機会を提供し、学びと交流の拠点として活動しています。
・特定非営利活動法人デジタルものづくり協議会 https://dmcouncil.studio.site/
・Minecraftカップ https://minecraftcup.com/
MORE WORKS
ARCHIVE
過去の展示作品を アーカイブとして まとめています。

芸術未来研究場は、人が生きる力であるアートを根幹に据え、人類と地球のあるべき姿を探求するための組織として2023年4月に創設されました。閉じた施設としての「研究所」ではなく、様々なプレイヤーが集い、つながり、社会に開かれたアートを実践し、未来を共につくっていく場だから「研究場」と名付けています。
東京藝術大学は、伝統の継承と新しい表現の創造のための教育研究機関であると同時に、アートの未来を常に考え、様々なステークホルダーと共に社会を形づくる主体でもあります。アートの礎である「いまここにないものをイメージする力」は、世界を変え、未来をつくる力です。これまでにも、学部、学科、研究室単位では様々な学外の組織との協働がありましたが、今後は全学横断的にこれを推進していくことで、企業・官公庁・他の教育研究機関との連携を強化し、社会の様々な領域におけるアートの新たな価値や役割を増やしていきます。
また、こうした連携を実践する基盤として、芸術未来研究場では次の6つの領域を設定しました。
[ケア・コミュニケーション]
医療、福祉や地域コミュニティをはじめとするWell-beingな社会づくりにおけるアートの社会的価値を探求します。
[アートDX]
デジタル技術やICT技術を活用した教育研究を推進し、アートの可能性を拡げます。
[クリエイティヴアーカイヴ]
多様化する表現手法に対応した、アートの保存・継承と、新たな創造への活用に関する研究を推進します。
[キュレーション]
対話と協働を通してアートと現代社会との関係性を紡ぎ上げる人材の育成と実践研究を行います。
[芸術教育・リベラルアーツ]
東京藝大における教育のあり方を探究しながら、より幅広い対象に芸術教育を拡げ、地域や年齢、社会的属性に関係なく、誰もが自身の人生の中にアートを感じられる社会づくりを推進します。
[アート×ビジネス]
教育研究成果の社会実装・事業化を推進し、芸術産業の創出・発展に寄与します。
これらが互いに領域の枠を超えて混じり合い、芸術と社会の未来を切り拓く新たなプラットフォーム「芸術未来研究場」が、今ここからはじまります。







