2025
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photo: Io Nishimura

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  • ケア&コミュニケーション

続・ただそこにいればいい ミュージックカフェ ~あなたとわたしとアートがごろりん~

本部棟

通称:ごろんカフェはこれまでのコンサートや展覧会の形式にとらわれず、カフェに来る人も演奏する人も、どなたでも、それぞれのペースで居ること・参加することができる、開かれた空間です。スマホが楽器となる「空間楽器」のワークショップと生演奏を行います。
アートを中心とした新しいコミュニケーションのかたちを、一緒に探ってみましょう!
演奏曲:モーツァルトのセレナーデ no.10. 「グラン・パルティータ KV361」他

本プロジェクトは、JST 共創の場形成支援プログラム「共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点」(JPMJPF2105)の支援を受けています。

アーティスト/プロジェクト

アーティスト:古川聖 オーボエ:吉井瑞穂

吉井瑞穂: 
幼少期は雲を眺めることと木登りが趣味で、ほぼ一年中半ズボンで過ごす。小学高学年頃から、社会がなぜ物々交換ではなく貨幣制度ではなくてはならないかに興味を持ったため、一時期、経済学部進学を希望し始めるが、14歳の時に偶然始めたオーボエに少しずつ惹かれ始め、音楽家を目指すすることに。藝大入学後まもなく渡独し、約四半世紀ヨーロッパで過ごす。在欧中にEU統一を経験し、各国の貨幣がユーロへ変換され、利便性や経済基盤強化などと引き換えに、各国のメンタリティーやアイデンティティもが、「ひとつ」の中に入れられてしまったような感覚に疑問を持ち始める。22年間所属した団体、マーラー・チェンバー・オーケストラ(MCO)は20カ国近く以上からのメンバーからなり、国民性、価値観の相違とともに、「音楽」を通して演奏者同志、また聴衆と、その「場」と「時間」をさまざまな国で共有してきた。MCOのWS「Feel the Music」は、聴覚に問題を抱える子どもたちとのプロジェクトを通し、耳が聞こえなくても音の振動から「音楽」を感じ、その場の雰囲気を感じることへの素晴らしさを、間接的に経験。芸術の発するエネルギー = 『波動』 を、その場にいる人たち&この地球上で生かし生かされるものたちとシンプルに共有することで、世界が癒しと平和に導かれると信じ活動している。 
 
https://mizuhoyoshii.com/リンク

MORE WORKS

ARCHIVE

過去の展示作品を アーカイブとして まとめています。

   

芸術未来研究場は、人が生きる力であるアートを根幹に据え、人類と地球のあるべき姿を探求するための組織として2023年4月に創設されました。閉じた施設としての「研究所」ではなく、様々なプレイヤーが集い、つながり、社会に開かれたアートを実践し、未来を共につくっていく場だから「研究場」と名付けています。
 
東京藝術大学は、伝統の継承と新しい表現の創造のための教育研究機関であると同時に、アートの未来を常に考え、様々なステークホルダーと共に社会を形づくる主体でもあります。アートの礎である「いまここにないものをイメージする力」は、世界を変え、未来をつくる力です。これまでにも、学部、学科、研究室単位では様々な学外の組織との協働がありましたが、今後は全学横断的にこれを推進していくことで、企業・官公庁・他の教育研究機関との連携を強化し、社会の様々な領域におけるアートの新たな価値や役割を増やしていきます。
 
また、こうした連携を実践する基盤として、芸術未来研究場では次の6つの領域を設定しました。


[ケア・コミュニケーション]

医療、福祉や地域コミュニティをはじめとするWell-beingな社会づくりにおけるアートの社会的価値を探求します。

[アートDX]

デジタル技術やICT技術を活用した教育研究を推進し、アートの可能性を拡げます。

[クリエイティヴアーカイヴ]

多様化する表現手法に対応した、アートの保存・継承と、新たな創造への活用に関する研究を推進します。

[キュレーション]

対話と協働を通してアートと現代社会との関係性を紡ぎ上げる人材の育成と実践研究を行います。

[芸術教育・リベラルアーツ]

東京藝大における教育のあり方を探究しながら、より幅広い対象に芸術教育を拡げ、地域や年齢、社会的属性に関係なく、誰もが自身の人生の中にアートを感じられる社会づくりを推進します。

[アート×ビジネス]

教育研究成果の社会実装・事業化を推進し、芸術産業の創出・発展に寄与します。


これらが互いに領域の枠を超えて混じり合い、芸術と社会の未来を切り拓く新たなプラットフォーム「芸術未来研究場」が、今ここからはじまります。